お元気さまです。わくワークの義(ヨシ)です。
FP3級の教科書CHAPTER01「ライフプランニングと資金計画」のSECTION06まで終了です。
前回に引き続き、学習ノートを公開します。
SECTION05 公的年金の全体像
年金制度の全体像
公的年金は国民年金を1階、厚生年金保険を2階とする2階建ての構造で、1階部分は、20歳以上60歳未満のすべての人が加入し、2階部分は会社員、公務員が加入する。
国民年金の全体像
第1号被保険者
20歳以上60歳未満の自営業者、学生、無職者など
保険料は月16,540円
納付期限は、翌月末日
保険料滞納の場合、2年以内の分は支払える。
保険料の免除と猶予がある。
法定免除
障害基礎年金を受給している人や生活保護法の生活扶助を受けている人は、届出により保険料の全額が免除される。
申請免除
経済的な理由で保険料納付が困難な人は、申請し認められた場合に保険料の全額か一部(3/4、半額、1/4)が免除される。
産前産後期間の免除
出産予定日の前月から4ヶ月間の保険料の全額が免除される。
学生納付特例制度
所得が一定以下の学生は、申請によって保険料の納付が猶予される。
納付猶予制度
50歳未満の本人及び配偶者の所得が一定以下の人は、申請によって保険料の納付が猶予される。
追納
免除または猶予を受けた期間について、10年以内なら追納ができる。
第2号被保険者
厚生年金保険に加入している会社員や公務員
保険料は、
標準報酬月額(標準賞与額)×18.30%
で事業主と従業員で半分づつ負担する。
第3号被保険者
第2号被保険者に扶養されている配偶者
保険料の負担なし
公的年金の給付(全体像)
受給権の発生
誕生月
支給開始
誕生月の翌月
支給日
偶数月の15日に前月までの2ヶ月分
SECTION06 公的年金の給付
老齢基礎年金
受給資格期間が10年以上の人が65歳になったときから受け取れる。
2020年度の年額は781,700円(満額の場合)
繰上げ受給
65歳よりも早く年金の受取りを開始すること
繰り上げた月数×0.5%が年金額から減額される。
繰下げ受給
65歳よりも遅く年金の受取りを開始すること
繰り下げた月数×0.7%が年金額に加算される。
付加年金
月額400円を上乗せして納付することで、「付加年金の納付月数×200円」が老齢基礎年金に加算される。
老齢厚生年金
繰上げ受給と繰下げ受給
老齢基礎年金と同じく、
繰上げた月数×0.5%を減算
繰下げた月数×0.7%を加算
在職老齢年金
60歳〜64歳
給与等+年金月額>28万円の場合、年金額が減額調整される。
65歳〜69歳
給与等+年金月額>47万円の場合、老齢厚生年金が減額調整される。
障害給付
障害基礎年金
1級 781,700円×1.25倍+子の加算額
2級 781,700円+子の加算額
障害厚生年金
1級 報酬比例部分×1.25倍+配偶者加給年金額
2級 報酬比例部分+配偶者加給年金額
3級 報酬比例部分
障害手当金 報酬比例部分×2倍
遺族給付
遺族基礎年金
死亡した人に生計を維持されていた子または子のある配偶者に支給される。
10年以上の婚姻期間があった60歳から65歳の妻は、寡婦年金を受け取れる。
保険料を納付した期間が3年以上で、年金を受け取らずに死亡し遺族が遺族基礎年金を受取ることができない場合、死亡一時金が支給される。
遺族厚生年金
老齢厚生年金額の報酬比例部分の3/4相当額
40歳以上65歳未満の妻は、中高齢寡婦加算がある。
公的年金も難しかったです。学習ペースも遅れが・・・
それでは、また〜チャオチャオ〜