お元気さまです。わくワークの義(ヨシ)です。
今月末で2期目の決算を迎えます。
個人の所得税と同様、法人についてもe-Taxでの申告を予定しています。
1期目の決算時は、e-TaxとeLTAXで、なんとか自力で申告ができました。
2期目は、黒字決算を迎えられるようにしたかったのですが、修繕費や減価償却費が多く出ているので、なかなか厳しい感じです。
今後の金融機関からの借入を意識して、良い評価が得られる決算書を目指して経営していきたいと思い、勉強中です。
会社が、どう見られるのか理解できるようになりそうと思って、「3秒でバランスシートが読める本」を図書館で借りてきました。
この本では、タイトルのとおり「貸借対照表(バランスシート)」の読み方が解説されています。
3秒で読むために箱型バランスシートに当てはめて、分析するようです。
箱型バランスシートは、各勘定残高を現金預金、流動資産、固定資産、流動負債、固定負債、純資産という6つの要素に集計し、借方と貸方、それぞれを積み上げ棒グラフのような形で、示したものでした。
グラフ化されるので、数字が並ぶ貸借対象表そのものより、理解しやすいです。
現金預金、流動資産、固定資産、流動負債、固定負債、純資産の比較により、6パターンに分けられます。
貸借対照表の6パターン
・債務超過
資産より負債が多い
・自転車操業
流動資産が流動負債より少ない
・安定経営
流動資産が流動負債より多い
流動資産が負債合計より少ない
・成長経営
流動資産が負債合計より多い
現金預金が流動負債より少ない
・お金持経営
流動資産が負債合計より多い
現金預金が流動負債より多い
・金満経営
現金預金が負債合計より多い
債務超過から自転車操業になることを進化と捉えます。
債務超過、自転車操業、安定経営、成長経営、お金持経営、金満経営と進化していくので、逆になったときは、退化していると判断されてしまいます。
実際、急激な設備投資により、お金持経営から自転車操業へ退化する場合もあり、それは、貸借対象表を時系列で読み取らないと分析できません。
自分の会社が、どの状態にあるのか、箱型バランスシートを作成して分析してみました。
わずかに流動負債が流動資産より多かったので、自転車操業のバランスシートでした。
赤字決算だったのですが、損失の2倍の資本金で始めていたので、債務超過になりませんでした。
起業時に、そこまで考えずに適当に決めた出資金でしたので、運が良かったと思います。もし、3分の1の出資金で始めていたら、債務超過になるところでした。
ということで、次は安定経営に進化すべく努力したいと思います。
経営分析指標についても説明があったので、自分に会社にあてはめてみました。
自己資本比率
自己資本比率 = 純資産 ÷ 資産
債務超過の場合は、マイナスになります。
30%以上が望ましいそうです。
当社は、6.43%でした。
固定負債の全てが役員借入金であり、代表自身が会社に貸し付けているものなので、それも自己資本とみなされれば、96.45%です。
流動比率
流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債
100%以上であれば、資金繰りの安全性が高いと評価されます。
当社は、98.48%でした。資金繰りに苦しむ自転車操業に分類されます。
固定長期適合率
固定長期適合率 = 固定資産 ÷ (固定負債 + 純資産)
当社は、100.05%でした。
流動比率が100%を切る=固定長期適合率が100%を超える
固定比率
固定比率 = 固定資産 ÷ 純資産
100%より低いことで、長期的な安全性を見る指標とのことなので、当社の1,500.16%は、かなりの異常値です!
現金預金流動負債比率
現金預金流動負債比率 = 現金及び預金 ÷ 流動負債
100%以上で資金繰りに余裕がある会社です。
自転車操業の我が社は、98.48%でした。
現金預金負債比率
現金預金負債比率 = 現金及び預金 ÷ (流動負債 + 固定負債)
100%以上なら、いつでも全負債を返済できることを示す実質無借金経営です。
当社は、3.72%でした。
「3秒でバランスシートが読める本」は、とても参考になりました。
2016年に出版された本で、新品では買えないようです。
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第1章 会社はお金がすべて
第2章 貸借対照表とは何か
第3章 箱型バランスシートの6つのタイプ
第4章 経営分析指標によるバランスシートの分類
第5章 実際の企業を箱型バランスシートで見てみよう
付録の箱型バランスシートの自動作成リンクは、別の内容になっていたので、本の内容を参考にスプレッドシートで作成してみようと思います。
貸借対照表の分析や指標で、自分の会社の課題が見えてきました。
今後の経営に活かしたいと思います。
それでは、今日もワクワクな一日を!
チャオチャオ!