お元気さまです。わくワークの義(ヨシ)です。
昨年度末に退職して起業したので、個人事業の開始届と青色申告を申請していました。
赤字だったので、青色申告控除はできませんでしたが、きちんと複式簿記で記帳することでミスを防ぐことができることを実感しています。青色申告によって、今回の赤字は、将来の黒字と通算できる特典もあります。
初めての青色申告
初めての青色申告をe-Taxで行いました。
30年以上前に商業高校で、簿記2級を取得しましたが、実際の決算書を作成するのは初めてです。
損益計算書と貸借対照表という決算書も、e-Taxの確定申告コーナーで作成することができます。
損益計算書
損益計算書は、添付するのかと思って事前にスプレッドシートで作成していましたが、e-Taxの入力画面で、それぞれの収益と費用を入力することで、自動的に作成されます。
事前に印刷形式で損益計算書を準備する必要はなく、各勘定の期末残高を計算しておけば良いです。
不動産所得の収益
不動産所得の収益については、売上に当たる家賃を集計したものを入力するのではなく、賃借人(借主)毎に月家賃と年間の家賃を入力する必要があります。
次回の確定申告のために、次のようなスプレッドシートを準備しました。
これで毎月の家賃管理もできますし、契約更新の確認も容易になります。
貸借対照表
貸借対象表も資産と負債を入力していくことで自動計算されます。損益計算書は期間の収益と費用の計算なので、1月1日から12月31日の間に発生した収益と費用を入力するのですが、貸借対照表は、1月1日時点の残高と12月31日時点の残高を入力します。
元入金
株式会社で資本金にあたる個人事業の元入金は、損益計算書で計算された利益分増加するか損失分減少することになります。
さらに事業主借をプラスして、事業主貸をマイナスすることで、次期の貸借対象表作成の際の1月1日時点の元入金の金額を求めることができます。
所得税申告
事業の青色申告のあと、引き続き所得税の申告もe-Taxで行いました。
事業所得と不動産所得
青色申告で作成した決算書から、自動的に入力されます。
給与所得
3月末に退職したので、源泉徴収票の情報を入力しました。
4月に起業した株式会社からの役員報酬についても、給与所得として入力しました。
株式の譲渡益と配当金
特定口座については、楽天証券のWebページから申告年のデータをダウンロードし、e-Taxの譲渡所得の入力画面でアップロードするだけでした。
一般口座については、取引毎の入力をしなくてはいけないので、少し面倒です。
何年か前に、特定と一般の違いがよくわからず、買い付けてしまった株がありました。特定口座のみで取引しておけば、簡単に済みます。
自宅売却
譲渡所得で入力します。売却価格だけでなく、取得価格や取得費用、経過年数などを入力することで、自動計算されます。売却益が出るか売却損になるかわからないときは、売却益が出るとして入力していくように表示がありました。
私の場合、5000万円の特別控除が使えると思って売却益前提で入力しましたが、特別控除できませんとエラーが出てしまいました。特別控除のチェックを外し、譲渡所得金額はプラスで計算されましたが、所得金額の欄はゼロで表示されました。
ふるさと納税
楽天ふるさと納税のページで申請し、2日後に寄付金控除に関する証明書がダウンロードできるようになりました。
営業日で2日間とあったのですが、金曜日の夜に申請し日曜日にできるようになりました。
e-Taxの寄付金控除の入力画面で、寄付金控除に関する証明書をアップロードして終わりです。
事前準備として、ふるさと納税の寄付金控除に関するデータをマイナポータルにアップロードしておけば、e-Taxでマイナポータル連携時に自動的に取り込まれるものと思います。
特に事前準備していなかったので、医療費についてのみ連携されました。
マイナンバーカードの連携について、もっと進めば確定申告は、ほぼ自動化されるように感じます。
デジタル庁に期待しています。
それでは、今日もワクワクな一日を!
チャオチャオ!